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• 「藤子不二雄Aまんが展(氷見市)」見学レポート

2015年7月31日（金曜）、富山県氷見市にある「氷見潮風ギャラリー」に行ってきました。この「氷見潮風ギャラリー」は藤子不二雄A先生のまんが展が開催されています。

氷見潮風ギャラリーはかつて銀行だった建物を改装して作られたまちなかの賑わい創出拠点。建物の裏手に駐車場があります（3台くらい停められます）。

入口で入場料の200円を支払います。

「撮影しても大丈夫ですか？」と聞いたところ、「原画のみの撮影は禁止」だそうです。立体像などは大丈夫だとか。

入って早々「忍者ハットリくん」の立体像が出迎えてくれます。小学生のころ夕方になるとアニメ放送がされていたのですが、当時の光景を思い出しますね。

1Fギャラリースペースの真ん中にはA先生のヒストリーコーナー。

年代順に足跡が紹介されていたり、主要作品が年代順に漫画のカットとともに展示されています。

また壁一面は複製原画コーナーになっています。「忍者ハットリくん」の初回原画や、「プロゴルファー猿」「まんが道」「少年時代」「笑ゥせぇるすまん」などおなじみの作品が展示されています。この複製原画は撮影禁止なのですが、吹き出しには手書きのセリフや直しの痕跡などがあって見応えがあります。

角にある怪物くんの立体像を過ぎて、1階奥に行き当たると「トキワ荘14号室」の再現コーナーです。

再現スペースは元銀行の金庫室だったそうです。

こうして再現された部屋を見ていると、何とも表現しがたいさまざまな感情が湧いてきて、見入ってしまいますね。

1階はこれでおしまい。つづいて2階への階段をのぼると、A先生がデザインした氷見市の観光キャラクター「ひみぼうずくん」の立体像がありました。横にはトキワ荘の2階の見取り図や紙で作られた模型がおいてあります。
アニメ上映を行っている小部屋では「怪物くん」が放送されていました。怪物たちの紹介コーナーもあります。

2階にはこのほか「コミック図書室」という漫画を読めるコーナーや、氷見市が主催している「ひみキトキトまんが道大賞」の受賞作品が展示されています。「ひみキトキトまんが道大賞」はA先生が審査委員長として審査を行っているそうで、展示作品には先生のコメントもついていました。

「氷見潮風ギャラリー」は氷見市商工会議所が中心になって運営しているらしく、受付の方と話したところ鳥取県境港市にある、水木しげるロードや水木しげる記念館にも何度か視察にいって参考にしているそうです。来場者の人にも「なにかとかんばってねー」と声をかけられるとのことでしたが、たしかに「がんばって」いろいろ工夫ができそうな雰囲気がありました。

藤子不二雄A先生の生家にも行ってきた

受付の方に教えていただいたので、近くにあるA先生の生家にも立ち寄りました。
ギャラリーを出て左手を2〜3分歩いたところにある「光禅寺」というお寺が生家だそうです。通り沿いにはA先生デザインのキャラクターや、ハットリくん達がポストの上などにいますので、探してみるだけでも面白そうです。

生家である寺院は立派なお寺でした。

門を入ったところに可愛いキャラクターの石像が4体ドーンと並んでいます。

じつは、お寺のなかにはA先生が書かれた衝立（喪黒福造がモデルだとか）や、トキワ荘で使っていた机があるそうですが、見学するには事前に予約が必要だそうです。残念。
みなさんが訪問される際には、ぜひ予約して見学してきてください。

8月7日以降「氷見潮風ギャラリー」内は改装オープンして、展示作品の入れ替えや、デジタルアートのコーナーを設けるそうです。また氷見市のお隣、富山県高岡市では12月1日予定で「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー（仮称）」を開設するそうです。次回は氷見市、高岡市をあわせて巡ってみたいですね。