好きな作者の手掛けたものはマンガでもそれ以外でも一緒くたに楽しみたい! - EXTRA MIXTURE (READ ALL ABOUT IT) -

投稿者 まーすけ 投稿日時 2018/05/01 更新日時 2018/05/03

 横浜名物、崎陽軒の「シウマイ」(“シュウマイ”ではありません)を買うと、ユーモラスな表情のキャラクターが書かれた、ひょうたん型の醤油入れと出会えます。


 このキャラクターにはちゃんと名前があります。

 その名も「ひょうちゃん」。

 「フクちゃん」で有名な横山隆一の手によるものです。全部で48種類あり、また期間限定の「ひょうちゃん」もしばしば登場するため、コレクターも結構いるみたいです。


 崎陽軒のサイトによると、「ひょうちゃん」の誕生は1955年と古く、横山隆一が自ら「ひょうちゃん」と名付けた、とのこと。鎌倉に住んでいたこともあって、神奈川の地元企業に対するエールとして協力したのかもしれません(余談ですが、鎌倉の横山隆一邸は、現在「スターバックス」になっています)。

 崎陽軒|ひょうちゃん


 こうした、“漫画家の手によるマンガ以外の作品”は、その作家のファンにしてみれば、やはりマンガ作品と同列に押さえておきたいものです。

 ほかに有名なところでは、東京電力のマスコットキャラクターの「でんこちゃん」が挙げられます。

 

 こちらの生みの親は内田春菊。かつてはTVコマーシャルも展開していて、「電気を大切にね。」のキャッチフレーズに聞き覚えのある方も多いでしょう。

 作者本人のブログによると、芸の細かいことに、絵柄が古くなると描き換えていたそうです。さすがプロの仕事ですね。

 2010年02月08日のブログ|内田春菊オフィシャルブログ「基礎体温日記Ⅱ」Powered by Ameba


 ちなみに、だんなさんの名前は、分電盤太といいます。つまり、でんこちゃんのフルネームは「分電でんこ」なのです。

 東京電力 でんこちゃんファミリーに「どうしようもない電気使いまくりフリーター」がいた!(2011年5月10日) - エキサイトニュース


 また、JR京葉線が全線開業したときに、「マリン」という、高橋留美子がデザインしたイメージキャラクターが登場しました。

 福岡―札幌43時間の直通も 知られざる鉄道貨物|トラベル|NIKKEI STYLE


 これについてはノベルティグッズが用意できなかったので、ネット上などで確認していただくしかないのですが、どこからどう見ても高橋留美子テイスト以外のなにものでもないカワイ子ちゃん(死語)です。


 ところで、今回ピックアップしたのは、いずれも東京近郊の企業のキャラクターなので、関東圏の人にはかなりメジャーなものの、それ以外の地域にお住いの方にとっては、おそらく知名度がかなり低い、という状況が考えられます。つまり、大好きな漫画家が生みだしたキャラクターの存在に気付かないでいる、という事態が起こり得るわけです。

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 とはいえ、まだまだ追い切れていない情報もたくさんあるので、ご存知の情報があればお知らせください。そして、お気に入りの漫画家が自分の知らない隠れキャラを生み出していないかどうか、ぜひ確認してみてください。

(文中敬称略)

カテゴリ コラム

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